"どんぐり"からうまれるインク

どんぐりインクでお絵かき

キッピー山のラボでは、四季ごとに季節ならではの有馬富士公園を楽しんでもらえるようなきっかけとなる企画展示を行っています。

この冬は、秋にたくさんあそんだ"どんぐり"のその後を追いかける展示【どんぐり ころころ そのあとに】(12月19日(土)〜3月14日(日))をお届けしています。

その関連プログラムとして、2021年2月7日(日)にどんぐりからインクをつくってお絵かきしました。

どんぐりからうまれるインク

どんぐりからうまれるインクのヒミツは、どんぐりに含まれる「タンニン」という成分によるものです。これは簡単にいうと渋みの成分で、どんぐりの種類によって含まれる量が違います。今回は多くその成分が含まれるクヌギとアベマキが中心です。どんぐりのこの特徴を活かして黒褐色のインク(染料)をつくってお絵かきしてみることにしました。「インクはどうやってうまれるのかな?」コミュニケーターのはせるんからどんぐりのお話をきいた後、インクをつくるところからはじめました。「どうやってつくるの?」…子どもたちは興味津々です。

森でみつける描く道具探し

どんぐりからうまれたインクをさましている間に、森に描く道具を探しに出かけました。「どれにしようかな?」「これもつかえるわ。」と松ぼっくりや枯れ葉、木の枝など、一人ひとり思い思いに探してトレイにいれていきます。

「みて。こんなんみつけた!」ととっても嬉しそうです。

どんぐりインクでお絵かき

さぁ、いよいよ、つくったインクで絵を描きます。紙と真剣な表情で向きあって、木の棒や松ぼっくりをつかっておもいおもいに集中して描いていました。なぜか子どもたちはみんな正座で机に向かっていて、もくもくと木の枝や葉っぱで描くものだから、「なんだか仙人みたいだね。」とお父さんとお母さんが笑って近くで見守られていました。子どもたちが描く線はまるでいきているみたいで今にも自由に動きだしそうです。どんどんうまれている絵をみながら、子どもたちの言動に吸い込まれていくように私もみつめていました。木の枝は力の入れ方次第で無限に線が変わります。葉っぱや松ぼっくりもこんな風につかえるのか~と感心!面白いです。

インクのおすそわけ

このプログラムは事前募集でしたが、参加してくれた子どもたちがたくさんインクをつくってくれたので、そのインクを当日参加の子どもたちにおすそわけしてくれて、いろんなご家族に絵を描いてもらうことができました。「これ、どんぐりからうまれたの?」「え〜、子どもたちがつくったんですか?」と驚きの声もいっぱい。楽しさもいっぱい。

あまったインクは染物に

今日も楽しい時間が広がっていきました。たくさんステキな絵がうまれたので、お気に入りの一枚をお家にお土産に持って帰ってもらい、あとは、展示室に飾らせてもらうことにしました。

手作りのどんぐりインクは、最後までつかいきるために、布にしみこませて染めてみることにしました。どんな模様になったかはお楽しみに~。

【どんぐり ころころ そのあとに】…どんぐりをつかってこんな風に遊べるんだなぁとしみじみします。いっぱい遊んでどんぐりのことを知っていく…子どもたちにとって、「いっぱいどんぐりと遊んだ!」そんな体験がみちていく時間になればいいな〜。子どもたちのどんぐりインクからうまれた絵もぜひご注目ください。(子どもたちの絵は3月14日(日)まで館内のプレイルーム近くのスロープのところに展示予定です。)

【コミュニケーター うたこさん】