春をさがそう! ふゆめさんぽ

季節の生きもの,植物体験プログラム報告

ふゆめさんぽ

 2024年3月2日(土)「ふゆめさんぽ」をしました。3月なのに雪が降るという、信じられないような寒い日でしたが、元気なこどもたちと一緒に冬芽をさがし、春をさがして園内を歩きました。

ルーペをつかって

最初にルーペをつかって見るための練習をしました。ルーペを目の近くへ持ってきて、そのまま顔ごと葉っぱへ近づけると、どこかでピントが合ってはっきり見えるところがあります。

ルーペは望遠鏡ではないので、葉っぱのすぐそばまで近づかないと見えません。ルーペと目をくっつけたまま顔ごと葉っぱへ近づくのは、こどもたちにはちょっと難しいようです。

お父さんたちに助けてもらいながら、ナワシログミの葉の表面に白い星形の毛があるのを見ました。

きれいですね。

いろんな冬芽があるね

園内を歩くといろいろな木の冬芽が見られます。ルーペを使わないと見えないものばかりじゃなく、肉眼で見えるものもあります。

セイヨウシャクナゲの冬芽(花芽)はとても大きくて驚きますね。

サクラの冬芽はたくさんの細かいうろこに覆われています。コブシの冬芽(花芽)はふさふさの毛におおわれて暖かそう。アジサイの冬芽は裸ですが、元気に葉が開きかけていました。

クロモジの花芽はプリっと丸くてかわいいですね。クロモジの枝をもむといい匂いがするのでみんなに嗅いでもらいました。大人は「ああ、いい匂い!」と言うのですが、こどもたちは「なんか変な臭い」と不評でした。

花ももうすぐ見られるよ!

春が近いことを示すものとしてソシンロウバイの花が咲いていました。トサミズキの冬芽は、外側の赤い芽鱗の中から黄緑色の花のつぼみが見えてきました。もうすぐ咲きそうですね。草花ではヒメオドリコソウはもう花が咲いていました。他にもハコベの白い花やホトケノザのピンクの花も見られましたよ。

ミツマタの花はまだつぼみですが、大きなつぼみは遠くから見ると白い花が咲いているように見えます。これらは3月末には咲くと思われます。春はすぐそこという感じですね。

春をさがす「ふゆめさんぽ」でした。

つぎは春本番をつげる“つくし”をさがしにいきますよ。

3月30日開催の「つくしさんぽ」にみなさんおいでください、お待ちしています。

【コミュニケーター あきさん】