11月 ジュニアスタッフ 湿地づくり(生き物のすみかづくり)

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11月 ジュニアスタッフ 湿地づくり(生き物のすみかづくり)

2023年11月11日(土)12日(日)ジュニアスタッフ11月の活動が行われました。
ジュニアスタッフでは2年前から林の生態園内で、20年前まで湿地だった場所を林(藪)から湿地へもどす活動が行われています。湿地特有の植物や生き物の住処を増やす活動です。この2年で、トンボの飛来が増えて、ヤゴも見られるようになりましたし、サンショウウオの仲間やシュレーゲルアオガエルの産卵、カヤネズミの営巣などが、見られるようになりました。今回は、笹かりと木を切り倒して、木を刻む作業を行いました。

笹かり

湿地のエリアで、ネックになっているのが「笹」です。笹が湿地に広く繁茂しており、湿地の水分を多く吸い上げ、乾いた土に変えてしまう一つの要因となっています。今回は、コガネムシの仲間(カブトムシを含む)用の「虫の家」の材料にするために笹かりをしました。

木を切る

直径10㎝ほどの木を次々と切り倒し、1m20㎝ほどに刻んでいきます。

大きい木を切る

11日(土)は、Nくんのお父様が(園芸会社勤務)午前中から活動に参加してくださいました。太さ直径25cmほどの木を子どもたちと一緒に切ることになり、Nくんパパのプロの力を借りて、ノコギリで木からミカンひと房の形のように半月切りした丸太を切り出していきます。この切れ込みから反対側からノコギリで切ることによって、木を倒す方向が決まります。大きな木を子どもたちが何人も交代しながら、のごぎりで切り進めていきます。

「ミシッ…」と一瞬で倒れていきました!みんな汗をかきながらがんばりました♪

午後は、家族、ユーススタッフも参加

午後からは、ボランティア保険加入のジュニアスタッフのご家族・ユーススタッフ(中高生)にも参加してもらいました。作業もはかどりました!

今回、観察された生き物

ジュニアスタッフでは、湿地の調査を定期的に行い、見られた生き物についてスケッチを館内に展示しています。写真にある生き物のほかに、オオカマキリ、コカマキリ、クビキリギス、クサキリ、ハネナガイナゴ、キタキチョウ、ヒトリガの幼虫、などがみつかりました。

次回のジュニアスタッフの活動は、12月9日(土)10日(日)です。湿地づくりは、佳境に入り、のこぎりの続きと池を掘る作業に入ります。来月もお楽しみに♪

コミュニケーター 長谷川