稲わらでリースをつくったよ

あいな里山公園からこんには!〜稲わらでリースづくり~

国営明石海峡公園 神戸地区 あいな里山公園は四季折々の里地里山の風景や様々な体験が楽しめる公園です。公園プログラム交換の一環で、今回は、キッピー山のラボを会場とし、あいな里山公園の里山で刈り込んだ"稲わら"を持ち込んでのリースづくりが実現しました。

あいな里山公園HP:あいな里山公園 | 国営明石海峡公園神戸地区 (kobe-kaikyopark.jp)

稲わらを綯う(なう)

この日の天気は雨ということもあり、お部屋の中でじっくり手仕事の時間となりました。マスク越しでも、稲わらのやわらかな香りは伝わってきます。1本1本色合いが異なり、しなやかな感触です。両手をこすりあわせてよることで、丈夫な縄になっていきます。力加減が難しく、みているのと実際やるのでは全然違いました!これぞ、体験の醍醐味です。参加された方それぞれに稲わらと向き合い、力加減を掴みながら、それぞれに手仕事に集中していく姿が印象的でした。

飾りつけの素材は、あいな里山公園で8~9月にとれるものを中心に集めて持ってきてくださいました。穂が出たてのススキ、ネコジャラシ各種、椿の実、ゆずの実、椿の葉、やまももの葉、松ぼっくり…。里山の恵みがずらりと並ぶ飾り付けの素材をみているだけで伝わってきます。

写真は、ゆずの実をつけたリースたち!

ご家族で協力して完成したリースはとても粋な感じに仕上がっていました。お家に飾るの楽しみですね〜。

手仕事の下準備

この日、刈り取った稲わらを編みやすいよう、お掃除や整えるなどの工程をおえてから持ってきてくださいました。

この日、会場でみる稲わらの美しいこと!

お話をきいていると、きちんと束ねられたしなやかなこの稲わらには理由があったのです。

稲わら細工は、稲作という農と暮らしを結び付ける里の技の文化だそうです。「手間ひまかける」ことの楽しさ、豊かさをともに味わえたら…という大切にしたい想いのお話も稲わらを囲みながらきくことができました。

あいな里山公園の高橋さんがきかせてくれた稲わらがうまれるまでの物語の一部です。

(以下、高橋さんのお話を抜粋しています。)

今回使用した稲は、もち米(ハリマモチ)の稲わらを使用しています。稲丈が長くて使いやすいからです。お盆明けに、しめ縄用の稲を青田刈りし、10日間ほど干したものを使用しました。今年は雨が多かったので乾くのに時間がかかり、間に合うかどうかドキドキ!

青田刈りの稲は、葉が青くきれいでまた傷んでいないので細工しやすく、稲刈りのさいの稲は、黄色くなっていることと、脱穀すると葉が痛んでしまうのです!

取り込んだ稲は、2回に分けておそうじします。1回目は取り込む際に。黄色くなったりよじれたりしているハカマを、櫛で髪をとくように取り除きます。ゴミがたくさん出るので、田んぼの脇での作業になります。

2回目は、そのワラを一本ずつ手にとって、さらに余分なハカマを外して、根元の節を出して、細工がしやすいように整えます。今回は、しめ縄リース用に1キット45本のワラをセットしました。

今回、キッピー山のラボで「稲わらのリースづくり」が実現できたのも、もとはといえば、あいな里山公園で継続して実施している地元の方々の交流があるからです。毎年12月に藍那の地元の方々に教そわる「しめ縄づくり」講座実施しています。この講座で私たちが学んできたことがベースになって、みなさんと稲わらのリースづくりを行うことができたので、私たちとしてもほんとうによい経験となりました。

…高橋さんとお話していて、里山の文化として、稲わらを綯う手仕事が継承され暮らしの中に根付いていることを知ることができました。

プログラムというかたちで子どもたちに体験を手渡すまでの物語から、人と自然のかかわりをまたひとつ感じることができました。

あいな里山公園の高橋さん、山本さん、ありがとうございました!

【コミュニケーター うたこさん】

あいな里山のみなさんからのメッセージ

参加してくださった皆さま、ありがとうございました。縄をなうのは難しい作業でしたが、ご家族で協力して、すてきなリースに仕上げてくださって本当に良かったです。

この後も季節ごとに飾りを付け変えて、自然に親しんでもらえたらうれしいです。

【あいな里山公園 山本さん】

田んぼの稲のすばらしさをお伝えしたくて、今回お伺いしました。稲わらの手触り、においを味わいながら、ひと手間、ふた手間加えれば、かわいいリースが作れることを、みなさんに体験いただけてよかったです。

クリスマスやお正月バージョンもお楽しみください。ありがとうございました。

【あいな里山公園 高橋さん】