シャクトリムシをつくったよ!
みんなでかざろう!
2024年3月10日(日)、「みんなでかざろう!」を開催しました。
今年度、月1回開催しているこのイベントは、自然をモチーフにしたかざりをつくって館内をかざりつける体験です。内容は毎回違います。
3月は、毛糸やワイヤーなどをつかって「シャクトリムシ」をつくりました。
あたたかくなってくると有馬富士公園では、ちいさなシャクトリムシを木の葉でみつけることができます。むしゃむしゃ木の葉を食べて大きく成長するとガになります。そんな話をしながら、毛糸でシャクトリムシをつくって一緒に展示室をかざりつけしました。
「みんなでかざろう!」はつくったもので館内をかざりつけし、いろんな人にみてもらう作品をみんなで仕上げるという試みでした。今年度1年間、月1回のシリーズ企画としていろんなものをつくってはかざりつけしてきました。今回が最終回です。
工作遊びの面白さは、作品を完成させるということだけでなく、作る過程もステキな作品です。そして、子どもたちがわいわい制作する姿も作品のような空間となると私たちは思います。
今年度は一年を通して、子どもたちのにぎわい(作品)が館内にあふれる一年となり、とてもよかったなぁと、コミュニケーターのすずきんとうたこさんは今日の様子をみながらしみじみ一年をふりかえっていました。
今月の「みんなでかざろう!」でとてもすてきな光景がありました。お友だち同士できてくれたあるグループの子どもたちとの交流です。
はじめに作り方を覚えた子が、別の子どもの先生として丁寧に教えてあげたり、全ての工程が一人でするのが難しくても、「僕は葉っぱに穴をあけるよ!」「紐をとおすのしようかなぁ。」「みて!今度はこんなシャクトリムシになったよ。」などと、わいわいみんなで手分けしてつくる姿がみられたことです。これも、「みんなでかざろう!」ならではの制作の光景だと感じました。自分で全行程つくりたいと思う子は粘り強く集中し、時に自分の思うようにいかなくてくやしい思いをするかもしれません。また、つくったものを持って帰ることを目標とする子もいれば、つくった時点で大満足の子もいます。子どもによって様々な個性を制作の中で垣間見ることができます。自分はこうしたい!と伝える体験が制作の中でたくさんうまれます。そのことがとても大切な体験だと改めて感じました。
春になると、有馬富士公園でもいろんな生きものが動きだします。シャクトリムシもぜひお散歩しながら探してみてくださいね!
今月の「シャクトリムシ」作品は展示室2と4に4月末頃まで展示予定です。
「みんなでかざろう!」というシリーズ企画は3月でおしまいですが、4月以降も、いろんなイベントが土日祝を中心に開催するので、ぜひHPのイベントページをチェックして遊びにいらしてくださいね♪
【コミュニケーター すずきん・うたこさん】