くさばなごおりとあそんだよ♪
こつぶっこ~くさばなごおりとあそぼ〜
2023年8月3日(木)、「こつぶっこ~くさばなごおりとあそぼ!~」を開催しました。
有馬富士公園の草花を凍らせたくさばなごおりは、ひんやり冷たくて暑いこの季節にぴったりの遊びです。
製氷器に摘んだ草花をいれてお水を注いで凍らせるだけでできるのでおすすめです。
草花を凍らせることはまた違う角度から植物と出会うきっかけとなりますよ。
この日は、ずらりと並べた透明カップの近くで、少しずつ氷を出して机の上に並べていきました。はじめは遠巻きにみていた子どもたちでしたが、そのうちふたりが、近づいてきてひとつひとつ氷をカップの中にいれていき、そこから遊びがはじまりました。
今回は100個以上の氷を予めつくって用意していたので、様子を見ながらどんどん出していきました。夏休みだったので、小学3年生のきょうだいの子も参加してくれ、氷を出すのを手伝ってくれました。小さな子どもたちが危なくないように少しとかしてから氷の先端を丸くして手渡す役割を担ってくれました。「しぜんのちからが必要だなぁ。」と外に出て氷を太陽の熱でとかしてから持ってきてくれる姿には思いやりと頼もしさを感じました。
開催場所となったプレイルームは太陽光が注ぎ、氷をきらきらと輝かせていました。遊んでいるうちに氷がとけてきて水となる様子に子どもたちは不思議そうだったり、「ジュースができた!」と大喜びでした。何度も容器をうつしかえて氷をとかして水をふやしていきます。
はっぱあそび
葉っぱも先月同様に数種類用意しておきました。
はじめは葉っぱよりもいろんな容器に興味が向かう子どももいました。洗面器はひっくり返すと、ドラムのようないい音がなります。たたいて音を楽しんでいる隙をみて葉っぱを上に置くと、「なんだこれは?」というように指でつまみ、隣の洗面器にいれたりしていくうちに葉っぱが視野にはいっていきます。その後は葉っぱの方にも興味が向かい手のひらでまぜるように楽しむ姿もみられました。
こんな風に遊んでいるうちにじわじわと葉っぱと出会いが広がることも面白いことです。
こつぶっこでは、間合いというか、なんとなくさわってみるというような時間もとても大切です。いろんな大きさの容器をたくさん用意することで、葉っぱをその中にいれたり、うつしかえたりと遊びが広がっていくように思います。かかわりが自然とふえるそんな間合いは毎回子どもたちの姿から学ぶことが多いです。ゆったりとした時間が流れるのもこつぶっこのステキなところです。
くさばなごおりあそび
今回は、とけていく氷と子どもの好奇心がどんどん結びついていき、遊びが広がっていきました。ここでもじわじわとゆったりとした時間の経過を感じました。
たとえば、氷がとけると、中から実や葉っぱがでてきます。「あれ?なんかでてきた!」子どもたちの興味が氷から中にはいっている植物に向かう瞬間です。
せっかくなので、ちいさくなってきた氷をピンクの発泡スチロールのわっかの穴にいれ並べてみました。たくさん並べていると、二人の子どもたちが気づいてくれ、真似をするように氷を穴の部分に置き持ってきてくれました。ゆっくりととけていく氷をみるだけでも面白いです。
ひっぱると中身が取り出せることもあり、それも面白い遊びになっていました。
くさばなごおり、まだまだ色々と遊べそうです。
お家でもぜひつくってゆったり遊んでみてくださいね!
《本日つかった葉っぱ》
ヨモギ、ガガイモ、サルトリイバラ、アレチヌスビトハギ、ミツバアケビ、アオキ、ヒメコウゾ、タカノツメ
《本日くさばなごおりにつかった草花》
シロツメクサの花と葉(クローバー)、アベリアの花、エノコログサ(猫じゃらし)、ヨモギ、アカシデの実、ヒメジオンの花、ヤマボウシの実、ウリカエデの実
次回は9月7日(木)です。晴れたら草原で虫をさがしたり、草や風と遊びます。雨の日は館内で葉っぱと遊びます。来月も楽しみにしていま~す。
【コミュニケーター うたこさん】