朽ち木の中のムシ探し
あさムシ(冬バージョン)
2022年11月26日(土)、「あさムシ!」を開催しました。「あさムシ!」は毎月最終土曜日に開催しているみんなで虫探しをするイベントです。いつもは草原で虫網を持って虫とりしていますが、11月と12月は冬バージョンで、林の中でのムシ探しです。
この季節、朽ちる木の中にはどんなムシが暮らしているのでしょうか?
冬の「あさムシ」は1年ぶりの私も一緒に今日は撮影係で参加してきました。
まずは、林の中で探したいムシがいそうな朽木を探しあてることからはじまりました。
ムシを探しだすためには、どんな木を探すかがとても大事だということを知りました。
手のひらで木の皮がめくれそうなやわらかい朽ち木をみんなで探します。湿りすぎてやわらかすぎると、どうやら棲んでいる生き物の種類が変わるそうです。
林の中を探すと枯れた木や倒れた木があり、その周辺には扱いやすそうな朽ち木が点在しています。木はこうしてちいさなムシたちをはじめとする分解者のおかげで土にかえっていくのだと実感しました。
朽ち木の皮をめくり、木の繊維をほどいていくように分解していくと、ムシたちに出会えます。なかなか出会えないことが続いた時に、やっと出会えると喜びもひとしお。
今日はコメツキムシ・キマワリムシ・ゴミムシダマシの仲間の幼虫や、シロアリ、ミミズを中心に、中には、クワガタムシ・カミキリムシの幼虫やチビクワガタの姿もみることができました。
一見どれも同じように見えるのですが、よくみると、少しずつ特徴が違うということを教わりました。今日は"ジュニアスタッフ"のムシはかせもスタッフとして参加してくれて色々教えてもらうことができました。
最後にみんなで今日見つかったムシたちを仲間分けし、一緒に観察しました。林の中を一歩踏み込んで見つけた朽ち木の中にいろんなムシが棲んでいることがわかりました。冬の林の中で出会えたムシたち。冬の「あさムシ!」は12月も開催します。ぜひ遊びに来てね。
【コミュニケーター うたこさん】