まゆだま ころころ あそんだよ♪
まゆだま ころころ
2022年1月15日(土)と16日(日)に「まゆだまころころ」を開催しました。
まずは、繭玉に絵を描いて、ビー玉をいれて、ボンドをつけて乾かし、自分の"まゆだま"をつくりました。目の前で面白い動き方をして転がっていく"まゆだま"に子どもたちはすっかり夢中な様子で何度も転がしていました。
限られた道具を組み合わせて、いくつものオリジナルの転がすコースがうまれました。誰かの遊びが触発されて、また違う誰かの遊びになる…そうして遊びが自然と広がっていき、とても和やかな時間となりました。
今回、とても印象的だったこと。
何度も何度も転がして遊んでいるうちに、自分の繭玉が子どもたちの中で特別なものになっていくことでした。
「ぼくのまゆだまは?」「これは、わたしのまゆだま!」と愛着がわいてくるのです。子どもたちからこんな声がきこえてきます。「あれ?なんかふわふわの毛がでてきた!」と。…坂道を転がる摩擦で、繭から糸がでてきたのを発見したようです。
子どもたちはこの瞬間に「繭」を意識したようでした。さっき自分が説明をうけた蚕の繭から糸をつくるという話と目の前の出来事が繋がる瞬間が訪れたようです。冬の森でみることのできる「まゆ」のことを思い出したように、お部屋においていた標本を見に来る子どもたちもいました。
遊びの中で子どもたちの好奇心が動いたのかと思うと、とても嬉しくなる瞬間でもありました。遊びの中で自然と学びは育まれていくものですね~。
今回は遊びの中では蚕の繭をつかいましたが、森の中を歩いていると、自然界の蛾の繭に運がよければ出会うことができます。
枝葉のおちた木がある冬だからこその体験として、森を歩いてみてはいかがでしょうか?
【コミュニケーター うたこさん】