植物標本ができあがったよ!

植物標本をつくろう

 2021年8月24日(火)「植物標本をつくろう」の2回目を行いました。 8月3日に植物採集から始めた標本づくり、この日は標本を台紙に貼りつけて完成させました。どうやって仕上げたのか、ご紹介します。

ちゃんと乾燥できたかな?

前回、新聞紙にはさんで押し葉にした標本を、お家に持ち帰って乾燥させてくることが夏休みの宿題になっていました。よく乾燥していないと、きれいな標本にならないからです。

参加者のみんなが新聞紙の束を抱えてやってきました。新聞紙の束を解いてみると、みんなきれいに乾燥していました。すばらしい出来栄えです。みんながお家で面倒な新聞替えをきちんとやっていたことがわかります。

ここまでできていれば標本づくりはもう成功したようなものです。

まずは植物を貼り付けるテープづくりから

標本づくりの全体的な流れの説明をしたあと、まずは植物を台紙に貼りつけるときに使うテープ作りから始めました。

ふつうのコピー用紙を使って、幅7-8ミリの細いテープを切って作ります。カッターでテープを切り出せばいいと思っていましたが、小学生にとってカッターで長い真っ直ぐな線を切るのは難しいようです。ハサミで切り出しました。

植物を貼り付けます

植物を貼り付けるには、先ほど作ったテープを適当な長さに切り、のりをつけて貼ります。セロテープは簡単便利ですが、やがてペロッとはがれてしまうので使いません。

植物の貼り付けは、簡単なようですが、これが結構難しい。まず、テープをどこに貼って留めるかを決める必要があります。標本の植物が単純な形であれば、最低3か所貼れば留まるはずです。しかしたいていの場合、植物は複雑な形状をしているので、3か所より多く貼らねばなりません。たくさん貼れば確実に留まりますが、あまり多すぎると見栄えが悪い。必要最低限の数でしかも効果的に固定できる場所を選びます。そうすれば美しい標本になります。

テープの貼り方もちょっとコツが要ります。植物の枝は立体的なので、テープを枝の断面の丸みに沿わせて隙間なく貼るとよいのですが、隙間が大きくなると枝が動いてしまいます。また葉っぱが大きくて、ひらひらしている場合は葉の先の方をテープで留めますが、先端を止めると葉がちぎれることがあるので、先端より少し内側に寄ったところを留めます。

このように植物の固定の仕方には多少のテクニックが必要です。

参加者のみんなはこれらのことを考えながら台紙への植物の貼り付けに挑戦して、きれいな標本をつくることができました。

ラベルを作成してはじめて標本になります

植物標本の重要なところは、その植物がいつ、どこで、誰によって採られたものであるかがわかること。その情報を記入したラベルを貼ることによって初めて標本といえるのです。

情報のないものはただの押し葉でしかありません。

参加者のみんなはラベルに採集場所、採集日、採集者を記入してラベルを作りました。あとは植物名をしらべます。

ちなみに筆記具は顔料入り水性ボールペンを使いました。油性ボールペンはやがて字が滲んで読めなくなります。

植物の名前しらべ

図鑑を使って植物名を調べようとしますが、図鑑の使い方そのものが難しいですね。

植物は種類が多く、1冊の図鑑にすべての植物を載せることができないので、何冊かの分冊になっていることが多いです。だからまず、どの巻を見ればよいのか迷います。それに図鑑には植物の分類順や特徴の順にしたがって掲載されているので、何ページを見ればよいかがわかりません。

結局、絵や写真を見て似ているものを探すという、いわゆる絵合わせによって探すことになります。

植物名を調べるのは、科名など植物の大まかな仲間がわかるまでは、絵合わせが重要な捜索方法になるのは仕方ありません。植物をよく知っている人から名前を教わっても、すぐには覚えられません。図鑑と実物の植物を見くらべながら、図鑑の図を覚えてしまうくらい何度も図鑑を見ることが植物名を知るための早道なのですね。

完成だ!

最終的に植物名もラベルに書き込んで台紙に貼りつけ、台紙をクリヤファイルに入れて完成としました。

完成した植物標本は結構きれいなものになりました。

夏休みの自由研究はこれで大丈夫ですね。

【コミュニケーター あきさん】