かたつむりの殻についた汚れは、よく取れる!実験でしらべてみたよ!
かたつむりの殻についた汚れは、よく取れる!実験でしらべてみたよ!
2025年2月16日(日)「ためしてわかる かたつむりのひみつ」を開催しました!ためしてわかるシリーズは「しーさー」こと、人と自然の博物館所属の遠藤さんが、ナビゲーターです。
かたつむり殻のおはなし
かたつむりの殻には、よーくみると筋が入っています。カタツムリが大きくなるたびに、その筋が増えていきます。そしてさらに目には見えない凹凸が…


かたつむりの殻・どんぐり・うずらの卵!?
かたつむりの殻の特性を調べるため、まずは油性マジックで、疑似的に汚れをつけていきます。まずは、カタツムりの殻の大きさが似ているどんぐり・うずらの卵(ゆで卵)を用意、好きなようにお絵描きします。




拭いたら、取れるか比べてみよう!
どんぐりや、うずらの卵をふいても、どうやら汚れはとれないみたいですね。もちろん、手についた油性ペンもなかなか落ちません。お湯で洗ってね。

カタツムリの殻は、水でぬらして擦ると汚れがとれた!


なんで?
かたつむりの殻には、目には見えないぐらい細かい溝があります。それの溝に空気中の水分子の膜が常にはっている構造になっています。なので、油性ペンで汚れを書く前にすでに水の膜がはられていて、汚れがついてもすでに浮いている状態だそうです。
かたつむりの殻の構造をマネした「汚れにくい壁」
その構造を暮らしの中に応用した技術が、家の壁に利用されていることも紹介してもらいました。
家がきれいに保たれるのは、すごいですね。参加者も「へ~」「そうなんだね」と満足げな様子でしたよ。

自然の中の物をマネして、人の暮らしに役立てることを「バイオミミクリー」というそうです。他にも自然のひみつがありそうですね。次回は「ためしてわかる ハチの巣のひみつ」2025年3月16日(日)です。ぜひお越しくださいね。
コミュニケーター はせるん