積み木に夢中☆彡
つみきであそぼ!
2023年7月2日、「つみきであそぼ!」を開催しました。
この4月から第1日曜日にほぼ開催しているイベントです。キッピー山のラボで長年愛用されてきたいろんな種類の手作りの積み木をつかって遊びます。お手製ならではのユニークな形や、長年つかいこんできた少々不揃いな形状が子どもたちの面白さを引き出していきます。「これ、どこで売ってるの?」と数人にに聞かれるほど。積み木はつくるプロセスももちろん楽しいですが、壊す面白さ、そして完成した時の達成感など、シンプルな遊びの中に様々なドラマが生まれます。そして、今回はお片付けの箱におさめる瞬間まで楽しんでいる姿がとても印象的でした。箱にきちんとおさまる感覚はどこかすっきりとして心地よい充実感がうまれるようです。100名の来館者の方に楽しんでいただけました。家族ごとに机で楽しんでいる積み木遊びが、時折、隣の机と机で似たようなものをつくるブームがおきたりと、遊びの中の連鎖をみていて感じます。子どもたちは空間全体で体験しているんですね~!「できた~!みてみて。」とか「ちょっと変わったよ。どこが変わったでしょう?」とか、「いまね。おうちつくってるねん。」とか、子どもたちがスタッフの私たちにも話しかけてくれて盛り上がりました。一日があっというまでした。また、来月、8月6日(日)にぜひ遊びにきてね。
積み木遊びをみていると、ひとりひとりの子どもたちの個性をすごく感じます。あるご家族は、お母さんいわく、「きょうだいふたりの性格がぜんぜん違って、積み木もつくるものもつくりかたも違って今日は面白かったです。」と言われていました。作品がほんとうに違う!…それぞれの個性とともに、どちらもお互いの作品を「いいね!すごいね!」と褒め合っている姿が素敵でした。
ひとりは1種類の積み木を三角形状に高く積み上げてピラミットをつくっていました。整然とした感じがなんとも美しくこういう積み方があるんだぁと感心していしまいました。もうひとりは、様々な積み木をつかってどんどん立体が大きく成長していきます。「もともとはバームクーヘンだったんだよ。」と中の構造を教えてくれ、手を動かしながらその工程をよく覚えていることに感心してしまいました。
すごく時間をかけて完成の瞬間を迎えた時は、まるで、制作発表のような盛り上がりでした。楽しそう〜!
この机のご家族もきょうだい二人での制作で、はじめは個々の遊びの探究が、個々の作品となり、最後に繋がっていったのが印象的でした。時間をかけて大作に仕上がっていき、タイトルも最後に教えてもらいました。「木のまち」だそうです。よくみると、積み木でつくられた人もいます。弟の方は、「ピタゴラスイッチをつくる!」と中央にある積み木の道のようなレーンに丸い積み木が車輪のように転がる装置をつくったかと思えば、その後それは電車となり、そこから、まちへとイメージが発展します。兄の方は、弟のまちの作品をみて、つくっていた家のような建造物をまちを見下ろす展望台にするといい、階段やベンチが加わっていきます。積み木遊びの面白さのひとつは、お互いに影響し合う体験がそこにあることです。お母さんも「もう気が済むまで、ゆっくり楽しんで~。」ととても暖かく二人の様子を見守っておられて、超大作が誕生していました。ひとつひとつまちのことを教えてくれたり、写真にとるアングルのおすすめを伝えてくれたり、私も交流にまじえてもらえたことがとても面白かったです。創作する者の熱を感じたよ~。
積み木で遊ぶ子どもたちの姿にたくさん出会えて面白いいちにちでした~。シンプルな積み木からいろんなものがうまれていくの楽しいな~。
【コミュニケーター うたこさん】