夏らしさをみつけるビンゴ
おさんぽビンゴ
2023年6月25日(日)、「おさんぽビンゴ」を開催しました。この日はキッピー山のラボを飛び出して、同じく有馬富士公園の中にある"あそびの王国"がフィールドです。
「みつけたよ~。」「こんどはこれみつけた!」と、いちにち大賑わいでした。
今回特に感心したのは、ひとりの子どもがみつけることに夢中になる時間の長さです。中には1時間を超えて探し続けたり、お昼ご飯を食べたり、遊具"鬼ヶ富士"で遊んだりしながらも戻ってきてはビンゴを3時間くらい続けて楽しんでくれている子どももいました。
わいわいお話しながら、みつけたことを話したり、一緒に草花でブーケやペンダントをつくったり、オオバコの綱引きをしたりとたくさん遊びました。
今回は、コミュニケーターのあきさんとふたりで一日滞在型の開催スタイルだったので、「またきたよ。」「ただいま!」「おかえり!」と会話のやりとりが嬉しくなるいちにちでした。この日初めて会った子どもたち同士も探す中で、自然に仲良くなるから面白いです。
途中で何度か、何人かの子どもたちとご家族をひきつれて、コミュニケーターのあきさんが、「おさんぽビンゴの旅」に5分ほど誘ってくれました。特に子どもたちの目をひきつけたのは、"ネジバナ"と"どんぐりのこども"です。
あそびの王国の中にある夏らしさがたくさんみつかりました。ビンゴシートやコミュニケーターの存在は、なにげなくある風景の中に"視点"と"気づき"を与えます。
すこし目線を変えるだけで、随分といろんなものがみえてきて、そのことを自分で発見できることは子どもたちにとって大きな喜びと収穫です。
一日おさんぽビンゴの拠点となる机にいると、子どもたちのとても満足げで誇らしげな姿にたくさん出会えました。
「おさんぽビンゴ」は定期的に開催していますので、ぜひご参加ください。キッピー山のラボではビンゴシートも開館中は随時無料配布していますよ~。おすすめです。
この日、最後に、見つけた草花を持ち帰って飾りたいという声が子どもたちよりあがりました。ちょうどイベントの環境演出で水のいれた袋を人数分かざりつけしていたので、その袋をつかって、子どもたちが摘み取った草花を持って帰れるように一緒に特製の袋を完成させました。子どもたちは「暑いと植物の元気がなくなるから、なるだけ涼しく持ち帰ろう!」とか、「いちご(ヤブヘビイチゴ)を水に浮かべるときれい。私もとってくる!」など、それぞれいろんな工夫をしていました。
この子どもたちも、夢中になって時間をかけてビンゴをみつけていました。お土産はきっと思い出と一緒になって、お家に帰ってからもたくさん今日のお話をすることでしょう。子どもたちが何度も回想する中で、きっと、今日の体験や自然のことが深まっていくように感じます。
とてもいい創作の時間でした。
【コミュニケーター うたこさん】