あそびの王国で春さがし!

4-7歳向け,おさんぽビンゴ

おさんぽビンゴ(あそびの王国.ver)

2023年4月30日(日)、「おさんぽビンゴ」を開催しました。この日はキッピー山のラボを飛び出して、同じく有馬富士公園の中にある"あそびの王国"で一日開催しました。

" あそびの王国" は三田の民話をもとにつくられた遊具エリアと自然エリアのある遊び場です。有馬富士公園の中でとても人気な場所で、たくさんの家族づれでにぎわっています。

より多くの方にキッピー山のラボのことも知ってもらう機会になればと、ビンゴシートを片手に、コミュニケーターのあきさんと一緒に出かけてきました。

前日の雨の影響もあり、植物がみずみずしく色鮮やかでした。少し地面がぬれていたので、「誰かくるかなぁ?どうかなぁ」と待っていると11時頃から、ちらほら家族づれの姿がみられ、午後からはたくさんの子どもたちでにぎわっていきました。

「鬼の公園いってきたよ。」と子どもたちがそう呼ぶ光景によく出会います。"あそびの王国"のシンボルである"鬼ヶ富士"は大きなすべり台やトンネルなどが楽しめるワクワクするつくりになっていて、子どもの頃来たかったなぁと思いました。子どもたちの元気いっぱいな姿を一日に眺めながら、いちにちおさんぽビンゴです!

あそびの王国の広場型のフィールドを活かして、芝生の小さな春の草花(シロツメクサ・オオイヌノフグリ・タンポポ・カラスノエンドウ・コメツブツメクサなど)を探したり、テントウムシ、ダンゴムシ、ハチ、カタツムリ、鳥のなきごえや何かを運んでいる鳥にも出会えました。草花を摘んでブーケにしたり、葉っぱの赤ちゃんをルーペで大きくしてみてみたり、お水にぷかぷか浮かべてみたり…ビンゴをきっかけに子どもたちがどんどん春をみつけていきます。「みつけたよ~。」と戻ってスタンプを押す姿はとても嬉しそうです。カラスノエンドウのおまめも大人気で、豆を出して並べてみたり、さやをつかって笛をつくったりといろんな遊びがうまれました。

中でもこの日いちばん盛り上がったなぁと私が思ったのは、カタツムリとの遭遇です。ビンゴの項目である"カタツムリ"は探してもなかなかみつかりません。午前中から参加して探してくれていたある男の子が、午後になって、自分で発見して教えてくれました。それはもう嬉しそうで誇らしげで、その後も、「カタツムリはね。ここにいま~す。」と他の子どもたちに案内していました。このカタツムリ、実はビンゴシートをみんなに配っていた机の後ろにたまたまいたのです!なんたる偶然とその場が盛り上がりました。始めはじーっと動かなかったのですが、気づいたらじわじわと移動し始めました。そのじわじわ感もまた子どもたちを魅了していました。

子どもたちと一日遊んでいると、このビンゴの面白さが制作者ながらじわじわと伝わってきます。自分でみつけるということは本当に嬉しく大切な体験ですね!

【コミュニケーター うたこさん】