"ふゆめ"ってな〜に?
ふゆめさんぽ
冬の有馬富士公園では葉を落とした木々が寒そうに立っています。枝先には小さなふくらみが見えますが、それが冬芽です。
冬芽は木の種類によって形が違い、鱗(うろこ)におおわれたものや、ふさふさの毛におおわれたものなどがあります。
それを探して歩く催し「ふゆめさんぽ」を2021年2月7日(日)に行いました。
冬芽って、どうなっているの?
今日は4組のご家族が参加してくれました。
出発してすぐ、ガーデン階段へ降りる手前でまずはコナラの冬芽を観察。芽鱗(がりん)と呼ばれるたくさんの鱗におおわれています。
褐色と銀色の細かい毛が生えたナワシログミの冬芽も見ました。
子どもたちはルーペで拡大して見ようとしましたが、うまく見るのはちょっと難しいようです。
雨が! でも、ルーペの使い方を練習したよ
つるっとしたサクラの冬芽や、毛深いガマズミの冬芽を見て、さあ先に進もうとしたところに突然の雨が降ってきました。
雨の予報じゃなかったのに!
しかたないのでいったんセンターに戻ることにしました。
センターで子どもたちは、ルーペを使って拡大する練習をしました。
再出発、今度は見えた!
10分ほど待って雨が止み、再出発。今度はルーペでうまく見えました!
2枚の鱗片が合わさったヤマボウシの冬芽、大小2つの冬芽がお団子のように並んだエゴノキの冬芽などを見ました。
冬芽のある枝は上の方にあるので、子どもたちには見るのがちょっと辛そうです。よく見えるように手で引き下ろしました。
コケがきれい
ふと下を見るとコケが地面をおおっています。
子どもたちはコケに興味津々。あちこちにきれいな形のコケが生えているのに気がつくと、早速ルーペで拡大して観察。
先ほどの雨でコケも生き生きしてきて、なかなか魅力的な形をしています。
また雨が・・・
また雨が降ってきたので今日の観察はここで打ち切りとしました。
ふさふさの毛が生えているコブシの冬芽や、赤くてきれいな冬芽が2つずつ並ぶイロハモミジの冬芽など、人気のある冬芽をまだ見ていませんでしたが、残念ながら雨には勝てません。
でもルーペでいろいろなものを拡大して見るだけでも、子どもたちには楽しかったようです。
【コミュニケーター あきさん】