「木の実のおべんとうやさん」開催!
木の実のおべんとうやさん
2021年10月16日(土)、17日(日)に「木の実のおべんとうやさん」を開催しました。この時期に有馬富士公園や三田市内の山間地でみられた、いろいろな木の実をたくさん用意しました。参加者のみなさんは木の実の形やいろどりを考えて、素敵なお弁当をつくっていましたのでご紹介します。
木の実屋さんの多彩な品ぞろえ
木の実屋さんの店先にはアケビ、カキノキ、マツボックリなど比較的大きな木の実や、アラカシのどんぐりやネズミモチの実などの小さな木の実、イヌタデやセイタカアワダチソウの花、ツバキやアオキの常緑の葉やベニカナメモチの赤い葉なども用意して、大きさ、形、色合いなどが様々でどんなお弁当でも作れるよう工夫しています。
参加者の大人の方から、これだけ材料を用意するのは大変じゃないですかと聞かれることがありますが、野外へ出てお弁当屋さんで使えそうな木の実を探すのはとても楽しいことで、木の実採集は苦になりません。私たちコミュニケーター自身がこの時期になるのを待ち望んでいるほどです。ある植物に「こんな実がなるのか」と、新しい発見なんかもあって勉強にもなるのです。
木の実選び、迷っちゃう?
いろんな木の実があって、こどもたちはどれを選ぼうか迷っています。大人は「これにしたら」とか言っていますが、こどもはすぐには応じません。彼らには彼らの理由が何かあるようで、お弁当の中身を考えているのです。
ある子は卵焼きを作りたくてセイタカアワダチソウの花を使い、またある子はアケビの実をハンバーグに、ススキの穂をそうめんにと、それぞれ思うお弁当の具を選んでいるのでした。
ランチボックスに詰めます
自分の思うお弁当をつくるために、自分で選んだ木の実材料をランチボックスに詰めていくのはとても楽しい作業のようです。みんなの顔は輝いています。美味しいお弁当を想像しながら作っているのでしょうね。
できた!
出来上がったお弁当を、みんなは大事そうに抱えています。いろどり豊かでおいしそうなお弁当が勢ぞろいしました。 木の実のおべんとうやさんの前で写真を撮りました。
みんなが作ったお弁当を紹介するね
おとなも本気のおままごと
お弁当作りはこどもだけのものではありません。こどもが作っているのを見ると、大人もしたくなるのでしょうか。あるグループは大人もみなお弁当を作りました。
大人が作るお弁当はふだん作っているものに似ています。イタドリの実をご飯にみたてたものが多く、実際のお弁当のようです。こどもたちとは想像する世界が違うのでしょうか。 みなさんたいへん楽しそうに長い時間かけて作られていました。本気のおままごとですね。
来年もまた、この季節になったら、木の実のおべんとうやさんを開店する予定です。お楽しみに。
【コミュニケーター あきさん】