お散歩しながら植物遊び
いきものスナップ
2021年7月17日(土)「いきものスナップ」を開催しました。「いきものスナップ」はコミュニケーターといっしょに公園をめぐり、いきものと出会うお散歩プログラムです。その季節ならでは、その時担当するコミュニケーターならではの"公園おさんぽ"を楽しむことができます。今回は、コミュニケーターのうたこさんとすずきんがおすすめする植物遊びをいっしょに楽しみました。この日は公園に特別に許可をもらって、葉っぱや実をとらせてもらいました。
この写真はヤマボウシの話をする"すずきん"。
エゴノキの実をとって 水のはいったボトルにいれてふると…あわあわ
マツの葉っぱをとって たたいてみると…いろがでてきた!
遊びながらお散歩することで、植物とふれあう距離が近づきます。この日、子どもたちは、植物の名前をひとつひとつうたのようにしてうたいながら、歩いていました。
エゴノキの実の入ったボトルをずっと手にもち、「なんか、カルピスみたいやぁ~。」「ふりつづけたら"あわあわ"がふえてきた~!」とずっと嬉しそうに手に持ち、最後に回収する時まで大事に振り続け歩いていました。
この泡のヒミツはエゴノキに含まれるサポニンという成分です。子どもたちには、昔は若い果実を石鹸の代用として洗濯などにつかわれたりしていたことや、少し毒性をふくむことをお伝えしました。
子どもたちにそんな話をすると、「おなかをこわすから、あわあわになってもこれはのんではいけない!」とお互いに伝えあっていました。
一時間いっしょに遊ぶことで、植物との距離が近づき、家族や子ども同士の交流が広がっていきます。私たちの提案した遊びがきっかけとなり、子どもたちは、自由に公園の中を動きまわり、その発見を伝えてくれます。「あ、きのこ!」「あ、セミのぬけがら!」「アリがいっぱい!あれ?なんかたべてる…??」「みて。このお花キレイ!」…など子どもたちの中でいろんな発見がうまれていました。
"お散歩しながらいっしょに遊ぶ"…こんな風に子どもたちが自然がつながっていく姿がみれてうれしかったです。
【コミュニケーター うたこさん】