冬の森のどんぐりに会いにでかけたよ
おたずね どんぐり
キッピー山のラボでは、四季ごとに季節ならではの有馬富士公園を楽しんでもらえるようなきっかけとなる企画展示を行っています。
この冬は、秋にたくさんあそんだ"どんぐり"のその後を追いかける展示【どんぐり ころころ そのあとに】(12月19日(土)〜3月14日(日))をお届けしています。
展示は秋に木からおちたどんぐりがどうなっていくのか子どもたちにワクワク想像しながら知ってもらえるような絵本仕立てになっています。また、秋に公園でひろったどんぐりをそのまま水耕栽培し、その後のどんぐりの成長をみることができます。2月27日と28日は関連プログラムとして「おたずね どんぐり」を行いました。そんな展示空間で、秋にどんぐりが木から落ちた後どうなっていくのかを絵本の読みがたり風にお話をすすめてみました♪
その後、公園のどんぐりが今、どうなっているのかみんなでお訪ねすることにしました。
この日は、兵庫県立人と自然の博物館より"ひょうごエコロコプロジェクト"のあやちやんとすぎちゃんが遊びにきてくれました。"ひょうごエコロコプロジェクト"では兵庫県の保育所や幼稚園に自然体験のおもしろさを実感をもってお伝えしていくプロジェクトです。この日、二人はおっきなどんぐりの模型を持ってきてくれて、【どんぐり ころころ そのあとに】のお話をきかせてくれました。
お話をきいた後、いよいよ、公園のどんぐり探しがはじまります。
公園の中でどんぐり探し
展示室の水耕栽培のどんぐりはすくすく根っこを伸ばして葉っぱまではやしていたけれど、公園の中で、この時期どんぐりを見つけるのはなかなか大変です。子どもたちと「どんぐり どこかなぁ?」…とコナラの木の近くの落ち葉を掘りおこしながら一生懸命探します。展示にあったムシに食べられて穴があいてしまったどんぐりや、どんぐりの"かくと"(この日はどんぐりの"パンツ"と呼ぶことになりました。)がたくさん見つかりました!
しばらくすると…、「あったよ〜。」「わ〜。ほんと、ねっこはえてる~!」とうれしそうな声がきこえます。やっと見つかった根っこのどんぐり!発見した子どもや大人のまわりにみんながぞろぞろと集まります。
この日を迎えるまでに、あやちゃんたちと公園にどんぐりの実生を探しに下見に出かけましたが、なかなか見つけることができませんでした。ようやく1個みつかったどんぐりの実生(芽生え)をみんなで最後に見にいきました。
【どんぐり ころころ そのあとに】…秋にたくさんひろって遊ぶどんぐりたちがその後どうなっていくのか…実際に確かめて実感することって大事だなぁと改めて思いました。
"おたずねどんぐり"では、子どもたちと一緒にどんぐりを探し歩くことで、どんぐりが芽生える、またその後、成長して木になっていく大変さやミラクルさを実感しました。だから、みんなで実生(芽生え)を囲めた瞬間はより嬉しくなりました。子どもたちはムシのたべた穴のあいたどんぐりを大事そうに袋に集めていました。どんぐりの"かくと"も、どんぐりにとってどんな役割があるのか知ると集めるのがますます楽しそうです。エコロコプロジェクトのあやちゃん、すぎちゃん、楽しい時間をありがとうございました!
ひょうごエコロコプロジェクト
(ふるさと兵庫こども環境体験推進事業)
ひとはく(兵庫県立人と自然の博物館)と行政(兵庫県)と現場(保育所・幼稚園など)が連携して乳幼児期の子どもたちと自然との出会いを届けるプロジェクトです。