ジュニアスタッフ8期生 11月の活動
2025年11月8日(土)9日(日)ジュニスタッフの活動日でした。11月から2026年2月まで「いきもののすみかづくり」を行います。
有馬富士公園内の湿地が笹や低木に覆われてきているため、それらを刈り取り、明るい空間を作り出すとともに少し穴を掘って湿地を再生するという作業を行います。森を明るくすることで日向を好む植物が新たに育つことができます。また、広い湿地を作ることでカエル、トンボのヤゴ、ミズカマキリ、ゲンゴロウ類など新たな小動物がやってきます。さらに鳥やけものが水を飲みに来たり、水浴びすることもできます。
このように人が少し手を加えることで生物多様性が豊かになります。

ジュニアスタッフの道具は剪定ばさみと小型のノコギリです。鎌などに比べて安全とはいえ、それでも先の尖った刃物です。始まる前にコミュニケーターより使い方と扱うときの注意点の説明がありました。

開始前の様子です。ここは1年前にも草刈りをしたのですが、この有様。(とはいえ、笹は以前に比べて細くなっています)






作業の合間にクワガタ幼虫やカマキリの卵塊なども見つかり、その時は手を休めて観察します。

半日の作業だけでも、これくらい明るくなり、昨年掘った水たまりも見えてきました。


翌日9日(日)は朝から大雨。ですが活動は中止にせず、可能な限り実施しました。まずは小さな池でアメリカザリガニを捕獲します。この池では毎年カエル類が卵をうむので、ザリガニはその天敵です。


雨に打たれながらも、コツコツと作業しました。

2日間の作業の結果、こんなに空間が広がりました。地道な作業ですが成果が目に見えるので、やりがいを感じます。
