骨格標本づくり体験と動物のお話

4-6年生向け,骨格標本づくり体験

2024年10月14日(月祝) 「骨格標本づくり体験と動物のお話」講座を開催しました。

講師は 丹波市立氷上回廊水分かれフィールドミュージアム教育普及専門員 海老原 茉里奈氏です。

まず、講師より日本の里山に生息するけもの(哺乳類)について説明を受けました。

身近な生きものでありながら、直接見ることが少ないので、足跡や糞など(フィールドサイン)で探す方法を教えていただきました。

また、人間とシカの足の似ている点と異なっている点なども知ることができました。「シカはバレリーナのようにほとんどつま先の爪だけで歩いている」という話にみんなびっくりです。

講師の先生の説明を聞き、写真などを見ながらシカの足の骨を組み立ていきます。

この骨は講師の先生が地元のジビエ肉加工店からシカの足を直接いただいたものだそうです。その足から皮や肉など取り除き、けもの臭がしないように処理して持ってきていただきました。

大きな骨はわかりやすいのですが、指先の小さな骨や関節部分はなかなかつながりません。先生のアドバイスを受けながら、少しずつ形になってきました。

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骨のつながりが分かった後はそれぞれのパーツを接着剤でくっつけていきます。

予想以上に時間がかかりましたが、全員、あきらめずに完成させることができました。苦労した分、このシカの骨格標本は子どもたちの「宝物」として大切に保存してくれるのではないかと思います。