はっぱとお花のこいのぼり
はっぱでこいのぼりをつくろう!
2023年5月5日、「はっぱでこいのぼりをつくろう!」を開催しました。この日は"こどもの日"ということもあり、たくさんの子どもたちとご家族でにぎわいました。
この時期、有馬富士公園は若葉のやわらかい緑につつまれ、木々の花や地面に咲く小さな草花が美しい季節です。
この日は事前に採集した葉や花を木槌でたたいて色を紙にうつす"たたき染め"で、大きなこいのぼりと小さなこいのぼりをつくってみることにしました。
葉や草花から紙へうつる色合いはとてもやわらかで、ステキなこいのぼりとなりました。
大きなこいのぼりはキッピー山のラボにしばらくかざりつけさせてもらい、小さなこいのぼりはお家に持って帰ってもらいました。
タンポポ、カラスノエンドウ、クローバー、コメツブツメクサ、オオイヌノフグリ、ヨモギ、マツ、スギ、アカメガシワ、ウリカエデ、イヌツゲ、ツツジなどを用意しました。
ずらりとかごに並べると、どれにしようか選ぶのが楽しい気持ちになります。ツツジのお花が子どもたちには人気でした。
私はアカメガシワがおすすめです。葉先の赤い葉をおすと、まるでスタンプを押したかのように葉脈もくっきり出るのが感動的です。
たたき染めはこの季節のやわらかな葉をつかうのがおすすめな体験です。ひとつの場所でとりすぎないようにお山を巡り少しずつ採集しました。お山の恵みをいただきながら、植物の色の不思議と美しさを感じる時間でした。
大きなこいのぼりは写真のような鱗になりました。連休明けにはりつけて、5月末まで館内にかざりつけしようと思います。遊びにきた時にかざってあったらぜひみてくださいね。
日本には季節の節目となる節句という風習があります。5月5日は端午の節句、子どもたちの誕生を喜び、健やかな成長を願う行事です。
この日、たくさんの子どもたちの声とトントンと木槌をたたく音でにぎやかな一日となりました。今年の連休はたくさんの子どもたちの声でにぎわい、自然の中で元気いっぱい遊ぶ姿がみれることに喜びを感じました。
これからも子どもたちに豊かな体験が広がっていきますように。
【コミュニケーター うたこさん】