あいな里山公園に出かけてきたよ♪

4-7歳向け,お山はあそびラボ,他施設交流

くさばなペンダントをつくろう

2022年4月3日(日)、あいな里山公園(神戸市北区)で「くさばなペンダントをつくろう」というプログラムをお届けしてきました。

国営明石海峡公園 神戸地区 あいな里山公園は四季折々の里地里山の風景や様々な体験が楽しめる公園です。

あいな里山公園 | 国営明石海峡公園神戸地区 (kobe-kaikyopark.jp)

公園プログラム交換の一環として、今回はキッピー山のラボから、コミュニケーターの私(うたこさん)とすずきんで、春ならではの遊びを持って出かけてきました。

里山の田んぼのあぜ道に咲く春の草花をつかったペンダントづくりは、ちいさな子どもから大人まで楽しめる体験です。

予め摘んだ草花はお花屋さん風に並べてみました。使う草花はそこから選んでもいいし、自分で近くの道端や田んぼの畦道に草花を摘みにいくこともできます。

お花摘みをしながらのペンダントづくり♪…草花を採集することからのびのびと自分で行える自由度は里山の環境ならではで、とても魅力的に感じました。

今回は、三角形に切った貼りパネルを台紙にし、直接お花を貼っていくタイプと、木槌で草花をたたいてまるい濾紙をくさばな色に染めていくタイプの2つのペンダントから2種類選んでもつくってもらうことにしました。

木槌でたたくと、草花から色が染みだします。吸収性のよい濾紙を使うことで、植物の色をより楽しむことができました。子どもたちはおもいおもいにデザインしながらたたいて色染めしていました。

トントン、トントンとこの日の会場の農村舞台に木槌の音が響き、子どもたちの色とりどりのくさばなペンダントがうまれていきます。

耳をすましていると、「どっちにしようかな?」「わー。色がついた!」「もっとたたいてみよう。」「ここはこうして…。」など、木槌の音にとけこむように、子どもたちのいろんな声が聞こえてきてます。大人の人も「ママのこんなんになった。」「よし、今度はこっちの花にしてみよう。」と一緒に楽しんでおられる様子です。子どもも大人もペンダントづくりに夢中!とっても和やかなくさばなペンダントやさんになりました。

「たのしかった。おうちでもやってみるね!」と、何人かの子どもたちが声をかけてくれました。くさばなペンダントをつくりながら、もっとやってみたい気持ちや、この花ならどんな色がでるだろう?…と不思議に思う気持ちが子どもたちの中でうまれていったようでした。

例えば、たたいた時に染み出るお花や葉っぱの色が摘んだ時に見えているものと違っていること、一見鮮やかな色のお花でもたたくとあまり色がでなかったこと、お花の形や大きさがひとつひとつ違うこと等、植物への興味が手を動かしながら広がっていくようでした。

「摘んできたよ~。」…あいな里山公園のスタッフの高橋さんと堀内さんが、子どもたちの姿に寄り添いながら、子どもたちが興味を示した植物をそっと手渡してくださる姿が素敵で写真を撮りました。この写真はスズメノエンドウとカラスノエンドウの違いについてお話されているところです。あいな里山公園のカラスノエンドウはたたくと濃い紫色となり、この日の子どもたちに大人気でした。子どもたちの好奇心からうまれた不思議に思う気持ち。その気持ちから興味・関心が広がっていく姿や、それを見守る大人の存在があることで自然に子どもたちから動きが引き出されていく姿、そんな光景に立ち会えると、とても清々しい気持ちになります。

あいな里山公園のみなさん、どうもありがとうございました。今度は、あいな里山公園からキッピー山のラボにすてきな体験を届けにきてくれます。9月になる予定。近づきましたらまたHPで告知しますね~。お楽しみに。

【コミュニケ―ター うたこさん】