どんぐりの根っこの観察スケッチ 第3弾!
ねっこらぼ~どんぐり根っこの観察スケッチ〈第3弾〉~
キッピー山のラボでは、四季ごとに季節ならではの有馬富士公園を楽しんでもらえるようなきっかけとなる企画展示を行っています。
この冬は、秋にたくさんあそんだ"どんぐり"のその後を追いかける展示【どんぐり ころころ そのあとに】(12月19日(土)〜3月14日(日))をお届けしました。展示では秋に公園でひろったどんぐりをそのまま水耕栽培し、どんぐりのその後の成長を追いかけました。3月13日に関連プログラムとして「根っこの観察スケッチ」(第3弾)を行いました。
どんぐり(コナラ)の水耕栽培は、約3か月の展示期間中、どんどん大きくなりました!葉っぱは本葉を大きくひらかせ、根っこは随分長く伸び、細かなひげのような根がたくさんでてきました。最近は、このどんぐりたちに会いに公園を訪ねてくれる人もちらほら!一緒に成長を喜んだり、そこからお話が弾むこともあり嬉しい限りです。おんなじどんぐりを続けて観察することで、どんぐりの成長の変化を私も追いかけることができました。この日は当館のユーススタッフ(中学生)と一緒にプログラムを行いました。ジュニアスタッフ活動を卒業しても当館に関わり続けてくれる頼もしい存在です。
どんぐりからうまれる体験
どんぐり根っこの観察スケッチは、子どもたち一人ひとりがどんぐりを自分のペースでよく見ることにつながりました。これらのどんぐりを育てる瓶は三田市ガラス工芸館のみなさんがこの企画展示のために制作してくださったどんぐりを水耕栽培するための特別な瓶です。ガラスの透明感と厚みが根っこをつややかにより大きく見せてくれているように感じます。子どもたちはいろんな角度から観察したり、瞳を近づけたりしてほんとうによくみていました。「よくみてごらん。」と声をこちらが特にかけなくても自然とみたくなる…子どもたちの好奇心を引き出してくれたのは、この瓶の特別感と、どんぐりの魅力ですね〜。
出会いの場となる展示
今回、企画展示にあわせて、関連プログラムとして5つのプログラム(①どんぐりおちばでお絵かきパート1 ②どんぐりおちばでお絵かきパート2③どんぐりインクでお絵かき④おたずねどんぐり③ねっこらぼ~どんぐり根っこの観察スケッチ〈第1弾~3弾〉)を行いました。【どんぐり ころころ そのあとに】…どんぐりの成長を子どもたちと追いかけながら、いろんな角度からどんぐりと遊ぶ体験の場となればという想いからです。
どんぐりってこんな風に大きくなるのかぁと私自身、すごく驚き感動しました。また、プログラムを展示室の中で行ってよかったなぁと思ったことは、そうしたプログラムの前後に、子どもたちとどんぐりのお話を展示をみながらできたことです。この時間がとても心地よく、私が子どもたちに出会い、子どもたちが私とどんぐりに出会う…そんな出会いの場が企画展示を通してうまれたことがほんとうにステキな光景だと思いました。人が展示を介して存在することで、いろんな出会いがいろいろと広がっていくように改めて感じました。
どんぐりのお引越し
この日は翌日(3月14日)に展示が終了になるので、植木鉢の土に植え替えることにしました。準備をしていると、「なにしてるん?」と声をかけてくれるのはさっきプログラムに参加してくれた子どもたちです。子どもたちとわいわいどんぐりのお引越しをしていると、続々と他の子どもたちも集まってきて、みんなで植え替えすることができました。
植木鉢のどんぐりたちは、お外のお魚の水槽の近くに並べてみることにしました。ここなら、太陽の光や雨の恵みをうけることができ、しかも、展示室から子どもたちがみることもできます。ぜひ、キッピー山のラボに遊びにきた時には、どんぐりたちのその後の様子をのぞきにきてください♪
【コミュニケ―ター うたこさん】