葉っぱバッグをつくったよ!

お山はあそびラボ

葉っぱバッグをつくろう 第1弾

2020年9月13日(日)は、「葉っぱバッグをつくろう」を開催しました。日曜日ということもあり、小学生の子どもたちも家族一緒にたくさん遊びにきてくれました。子どもたちは、かばんをつくる過程の中で葉っぱにふれ、大きさや感触、色に注目していきます。半透明の薄紙(トレンシングペーパー)越しの葉っぱは、光に透かした時に、葉っぱの輪郭がくっきり際立ち、葉脈や葉っぱの模様がみえやすくなります。子どもたちそれぞれにいろんな絵が描かれオリジナルのmyバッグが完成していました。

お家でも、中にいれる絵や葉っぱを変えて、葉っぱと遊んでみてね。

自分で選ぶことからのはじまり

葉っぱバッグづくりは、葉っぱ選びから。

子どもたちは、まず、自分のお気に入りの"かご"を選び、その中に"5枚"の葉っぱを自分で選び摘み取ります。葉っぱは、この日の朝、コミュニケーターが公園から採取してきたものに加え、テラスの近くに生えている葉っぱを自分たちで摘んだり、切ったりしました。高い枝の葉っぱは、お父さんの出番!

「えらべたよ〜。」自分で選んだ葉っぱはその時点でどこか特別。選ぶ時も、じーっと葉っぱを見たり、さわったり。直感的に選ぶ子もいれば、じっくり選ぶ子もいました。

葉っぱを選ぶと、いよいよ、かばんづくりです。

おもいおもいに絵を描いていきます。子どもたちは、とても丁寧に描いていました。葉っぱを横において観察しながら描いている子もいたりして!

バラエティ豊かなバッグに仕上がっていきます。

ちいさなこどもたちが楽しめる工作遊び…というまなざしは、実はいろんな創意工夫ができる隙間の多い創造的な遊びともいえます。

"葉っぱのバッグ"づくりを通して、私たちコミュニケーターも、いろんな子どもたちの個性に少しふれることができました。

あまった葉っぱを窓にかざりつけ

コミュニケーターが窓にマスキングテープなどで模様を描いてみました。この絵は、午前の部に来てくれたひとりの"かばんの絵"を真似っこしながら描いてみたものです。おしゃべりしながら、窓辺にうまれていく絵。渦巻き模様にがうまれた時、「もっとうずまきにしたい!」とその子はリクエストしてくれました。「うえに紙をはったら、ぐるぐる描けると思う。」とアイディアを伝えてくれたことから、紙を重ねていくと、葉っぱをいれるポケットがうまれました。午前中にたまたまうまれたこの"葉っぱのポケット"は午後の部でも大活躍。いろんな子どもたちが、自分のかばんにはいれない葉っぱをしまう収納ポケットに変身しました。窓辺で太陽の光をうけた葉っぱは磨りガラスのステンドグラスみたいです。「もう一枚、いれたい!」と最後、そのために葉っぱを採取しにいく子もあらわれました。

そんな風に午前中の遊びが午後の遊びにゆるやかにつながっていきます。

お気に入りのバッグに

ある"葉っぱバッグ"に目を向けると、なにかが入っています。そこには、ウルトラマンのにんぎょうが!…葉っぱを持っているうちに葉っぱの場所が移動して底にたまっていったみたいで、「はっぱのベッドみたいになってるやん!」と気に入った様子でその子は家族に得意げにみせていました。

"自分のバッグ"をつくる。工作遊びを通して、子どもたち一人ひとりの中で、いろんな葉っぱとの出会いが広がっている様子でした。

こうした遊びを通して、葉っぱを身近に感じ、実際にさわっていく中で、なにかしら子どもたちの中での気づきや、葉っぱを親しむきっかけになればと思います。そこからうまれた不思議がまた別の体験へと子どもたちの中で繋がり広がると嬉しく感じます。

【コミュニケーター うたこさん】