こんなに遊び方があるの!?「ひっつきむしであそぼ」開催しました♪

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ひっつきむしとあそぼ

 2021年9月25日(土)「ひっつきむしとあそぼ」を開催しました。ひっつきむしは、動けない植物がその分布域を広めるために動物の体や人の衣類にくっついて移動する草の種子や果実のことです。くっつく仕組みは、カギ状の刺でくっつくものや粘液でくっつくものなどいろいろです。

今回はアレチヌスビトハギ、アメリカセンダングサ、ヒカゲイノコヅチ、メナモミ、ミズヒキなどを用意しました。遊びは4つ。魚釣り、お絵かき、ダーツ、顕微鏡観察です。

魚釣りとお絵かきではおもにアレチヌスビトハギの実を使い、ダーツにはアメリカセンダングサの頭花を、そして顕微鏡観察ではメナモミの花や葉、アメリカセンダングサの頭花、ミズヒキの花を見てもらいました。

魚釣りか? ひっつきむし釣りか?

魚釣りは、フェルトで作った魚やイカ、クラゲなどを竹竿の先にぶら下げ、束にしたアレチヌスビトハギの上に投げて動かしていくと、果実のひっつきむしがフェルトの魚にくっついてきます。

こうしてたくさんのひっつきむしをくっつけた魚ができあがるので、それを鉄製ボードの上に貼った水色の背景、つまり海の上に磁石でつけていきます。みるみる魚でいっぱいになった海ができあがりました。

こどもたちは夢中で釣りをしてひっつきむしだらけの魚を釣っていましたが、これは魚釣りでしょうか?、それともひっつきむし釣りでしょうか?

みんな大好き、ダーツやお絵かき

アメリカセンダングサのダーツも人気です。みんな高得点を出そうと必死で、家族総出でダーツ遊びをしていました。

子どもたちはいつでもお絵かきが大好きですが、ひっつきむしのお絵かきはちょっと変わった遊び。アレチヌスビトハギの実を一つ一つとってフェルトにくっつけていきます。勝手にあちこちにくっつくのでなかなか大変ですが、根気よく自分の絵を描いていました。

意外に人気の顕微鏡観察

顕微鏡観察はかくれた人気種目です。顕微鏡があるとつい覗きたくなるようです。メナモミのネバネバした葉やミズヒキの小さな花を見て、「わぁ、見えた。きれい!」と大喜び。

とくに大人の方々に人気で、ずっと覗いておられました。

たくさん遊んだこどもたちは、きっとお家までひっつきむしを持って帰ったのではないかと思います。服の隠れたところにくっついていても、叱らないでやってくださいね。見つけたらちゃんとゴミ箱へ入れてください。外へ放ると来年、お庭にアレチヌスビトハギが生えてくるかもしれませんよ。植物はしぶといですから。

【コミュニケーター あきさん】

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Posted by kippy-labo