水辺の生態園でかいぼりと生きものさがし

ジュニアスタッフ

2024年11月16日(土)水辺の生態園でかいぼりと生きもの探しを行いました。「かいぼり」とはため池の水を抜き、底にたまった泥やごみを取り出したり池の堤を補修したりする作業のことをいいます。また、水辺の生態園は有馬富士公園の中にあり、自然観察のために作られたため池です。

今回の参加者はジュニアスタッフの有志希望者です。

水を抜いた池

水抜きは事前にスタッフが行いました。翌日、行ってみるとアライグマやサギ類(鳥)の足跡がいっぱい・・ザリガニや小魚を食べに来たようです。

生きものさがし

つかまえた生きものは日本在来種のメダカ、マツモムシ、ハイイロゲンゴロウ、シオカラトンボのヤゴ、アマガエル、外来生物のアメリカザリガニ、タイリクバラタナゴ、などでした。在来種は水抜きをしていない池に放流し、アメリカザリガニなどの外来種は池から除去しました。

泥との格闘

水が少ないので安心!と思いきや、泥の下には粘土層があって、そこに足を踏み込むと抜け出せなくなりました。立ち往生する子続出で、何度も大人のレスキュー隊が出動しました。防水のウェーダー(胴長)を着用していても胸の上まで泥だらけになってしまいました。子供たちは元気ですが、大人たちは帰りの車内の汚れが気になるところです。

最後にコミュニケーターより捕まえた生きものについて話を聞きました。特にアメリカザリガニなどの外来生物が生態系に与える影響について詳しく説明を聞きました。